ペタビウス (Petavius)

月の東縁には直径100kmを越す大型クレーターが南北に連なります。なかでもペタビウスとラングレヌスはよく目立ち、複雑な火口壁と大きな中央丘が見事です。
ペタビウスは直径177kmで火口底には太くまっすぐに伸びるペタビウス谷が走ります。 とても美しく、私も大好きなクレーターのひとつです。
ペタビウスは月の縁にあるため秤動の影響を受けやすいので注意が必要です。また欠けぎわから離れるとほとんど目立たなくなってしまいます。そのため観察するタイミングが大切だと思います。
ペタビウスはLunar100の16番です

2015.8.2

2023/8/4 μ-250
2017.10.8

2016.4.12

2023/8/4 μ-250

2023/10/31 μ-250


ペタビウスが夕暮れを迎える頃、ペタビウスの南側(右側)から曲がりくねったパイプ(管)のような不思議な形をした地形が見えます。

25h04m μ-250 1.5倍バロー

過去画像で見ると、このあたりですね。

2023/10/2 μ-250

24h55m μ-250


NASAの月探査機 LROによるペタビウス (C)NASA LRO Images

NASAの月探査機 LROによるペタビウス (C)NASA LRO Images

「かぐや」HDTVによるフンボルト (ペタビウスは写っていません)