2023/9/1, 8/2 μ-250

ガウスは月の北東縁にある直径177kmの大クレーターです。
内部に小クレーターが並び、山脈や谷が目立つ大変ユニークな姿をしています。
「月の地形観察ガイド」には「もしガウスが表側中央部にあったならば、月のクレーターのスーパースターになっていたことでしょう」とあります。
ガウスは月の縁にあるため秤動の影響を大きく受けるので注意が必要です。
9/1と8/2は秤動が良く、満月直後の欠けぎわのガウスを捉えることができました。

2023/8/2 μ-250

2023/9/1 μ-250

8/2の画像はガウス内部のクレーターがリングのように光っています。これはクラビウス内部の小クレーターが光って目のように見えるクラビウス・アイに似ているように思います。(下の画像)

2023/6/27 μ-250

LROの画像を見ると、ガウス内部に大きさが異なるクレーターが弧を描くように並んでいます。この様子はクラビウスによく似ていますね。

LROによるガウス

(C) NASA LRO Images

LROによるクラビウス

(C) NASA LRO Images

下の画像は上弦側のガウスで、撮影時の月齢は4.6です。
2024/1-2月頃は上弦側の秤動が良いのですが、気流が心配です。

2017/5/30 μ-250

かぐやによるガウス

かぐやによるガウス JAXA/NHK