2023/9/13 μ-250 サイトロンIR PRO800 , Catene Krafft

雲が多い日が続いていますが、3~4日ほど続けて何とか明け方の細い月を追いかけることができました。なかでも9/13は初めて明け方の細い月をミューロンで捉えることが出来たと思います。また少しづつ載せることが出来ればと思います。

今回の細い月は南東側に秤動が良く、西側の秤動域を見るのには不利でした。しかしそのおかげか、月が細くなっても普段見慣れている名所が残っていたのは嬉しい誤算です。
ただ私の観測場所(庭)は視界が良くないので、これだけ細い月が見え始めるのはかなり明るくなってからです。ですからIR PRO800がとても役に立ってくれます。

クラフトのクレーターチェーンは月面の西縁にあり、クラフトとカルダヌスのあいだに伸びる長さ60kmのクレーターチェーンです。下弦側では黒くて細い線のように写ります。
同じようなクレーター同士がつながっていて面白い眺めですね。

2023/9/13 μ-250

下は地名入りの過去画像

2013/12/29 μ-250

下の月探査機による画像を見ると小クレーターがつながっていて、チェーンというよりも細い谷か溝のような感じです。「Features of the Near Side Moon」にも「チェーンのように見える単なる谷かもしれない」旨の記述があります。

NASAの月探査機LROによる画像 (C) NASA LRO Images

(C)NASA LRO Images

ルナーオービターによる画像 Credit: NASA Lunar Orbiter Image

Credit: NASA Lunar Orbiter Image