7/22、7/23 μ-180 (このページの画像は見やすいように南を上に掲載しています。)

月は夕方の西空にまわりました。
満月頃まで月が低い上に夕方の熱気で気流が悪いので、μ-250からμ-180Cに載せ換えました。

月齢4.7の月の南縁付近に明るい光点が見えました(赤い円)。しかも普段見慣れている光の点ではなくて、丸くて面積を持ったボーっとした光に見えます。また白い円内も同様の光が見えていました。

2023/7/22 FC-76DS

下はμ-180Cで拡大撮影した画像です。

2022/7/22 μ-180C

赤い円内が今回気になった光点です。上下を筋状の光に挟まれて、何か模様が見えています。
この付近は前回(6/12付、南極付近の光点)のときに詳しく調べたので、その画像と見比べるとスコット・クレーターの縁あたりが光っていることが分かりました。

またスコットの隣にも同様に光っている場所(白い円内)がありました。これはデモナクスの縁あたりのようです。細い月の先で2つ並んで光ってる様子は、なかなか面白い眺めでした。

下は前回(6/12付)の画像に赤と白の円を書き込んだ物です。

2023/5/24 μ-250

この日は赤い円内が明るくて気になることはなかったように思います。
また秤動の影響で、今回よりも僅かに南側がよく見えています。

下の画像はほぼ満月の時のこの付近の様子です。赤と白の円内付近は周囲よりも盛り上がっていて、その斜面に光が当たって明るく輝いていたことが分かります。

2023/2/5 μ-180

翌日の7/23も撮影することができ、この日も赤い円内は明るいように感じました。周囲の地形にも光が当たるようになって、クレーターの縁(斜面)が光っていることが分かります。

2023/7/23 μ-180C

天文年鑑の秤動のグラフを見てみると、来月(8月)の18日か19日が今回の見え方に近そうです。しかし月の高度が低いので、私のところからは見るのは難しいかもしれません。