6月27日 μ-250
ツイッターを見ていたら「ほんのり光房」さんのRay現象の記事の紹介がありました。
普段月を撮る場合、昼間からVMAで撮りたい物は大体目星を付けるようにしています。上記の記事も以前に読ませて頂いていましたが、今回の「ヘシオドス・レイ」は事前には全く気付きませんでした。
この日も生憎の梅雨空でしたが、僅かな雲間から何カットか撮影できました。もしやと思い見てみたら、オペルト付近のリッジを写した画像の下隅に辛うじて写っていました。(白丸)
上の画像のヘシオドス付近を部分拡大しました。時刻が遅かったせいか光は少し広がって扇型になっていますが、なかなか興味深い現象ですね。
過去画像を調べてみたら周壁の影が面白い形に広がっているものが見つかりました。私の世代だとバルタン星人のハサミでしょうか?!
いわゆるヘシオドス・レイの時刻からは、かなり過ぎているように思います。
さて、本来は欠けぎわのオペルトを撮ろうと思った構図です。(最初の画像)
この辺りは複数の埋もれたクレーター跡とリッジが絡まった様子が素晴らしく、以前から大好きな場所です。
また南方向にリッジが連なり、直線壁を取り巻くリッジと合わさって広がるのも見事な眺めです。
直線壁あたりのリッジがよく分かる過去画像です。
最初の画像の赤丸ですが、静かの海のメガドームに似ていて大変気になります。
しかしこの地形に特に名前は付いてなくて、ドームかどうかも定かではないようです。
LPODでも何回もこの地形が取り上げられています。