6月27日 μ-250
梅雨空のなか、久しぶりに僅かな晴れ間から数カット撮影することができました。
コペルニクスが半分ほど明けて、月面に丸い穴が開いたように見えていました。
周壁付近は複雑な地形で目を引きます。その右上(北東)にはスタディウスのクレーターチェーンが見られます。
またコペルニクスのちょうど上(北)には二次クレーター列が明暗境界に沿ってきれいに並んでいます。なかなか面白い眺めですね。
これはLunar100の69番で、Rays & craterlets near Pytheasと書かれています。
欠けぎわから離れると、このピュテアス近くのクレーター列はちょうどコペルニクスの光条に重なっています。(ピンクの線の内側)
このクレーター列の上(北)にはリッジが畝っていますが、これは左上隅のランバート付近から連なるものです。
ランバートのすぐ南にあるゴーストクレーターのランバートR(Lunar100の78番)から伸びているように見えます。
雨の海もあちこちに複雑なリッジがあり、興味が尽きません。