2023/3/31 μ-180

この日は薄曇りでしたが、月面南部はとても明るいので問題なく撮影することができました。
最近は晴れていても薄雲がかかる日が多いようで、撮影していてもストレスを感じてしまいます。
また暖かくなってきたのに、よく晴れた日は風が強くてなかなか気流が安定してくれません。

早く落ち着いてくれればいいのですが。

クラビウス~ティコ付近と言えば月面写真の定番中の定番です。

この地域と雨の海東部付近(コペルニクス~アペニン山脈~プラトーあたり)の2か所ですが、フィルム時代からどれくらいの枚数を撮影したかわかりません。

今でこそCMOSカメラ+スタック、ウェーブレット処理で個々のクレーターのクローズアップも撮ることができるようになりました。

しかしフィルムの時代にシャープに撮るには、上記のような定番の構図がやっとだったように思います。

ですからこういう地域を撮影しているととても懐かしい気持ちになります。

この画像は290MMの縦長構図でモレトスからデランドルまで入りました。

秤動が良かったのでティコもモレトスも丸く写ってとても綺麗です。

中央丘が目立って、よく似ていますね。