3月28日は月の南東部が見やすい秤動だったので、南の海を見ました。

2023/3/28 μ-180C


南の海は月面の南東部にあり、月の表側と裏側にまたがる直径約880kmの大きな海です。

海というよりは内部を暗い溶岩で満たされたクレーターの集まり、という感じでしょうか。

そういう姿は縁の海に似ている気がします。

下の画像はNASAの月探査機による南の海付近です。

右側の大きな暗い部分が南の海で、左端にジャンサンが見えています。

LRO Images (C)NASA

南の海には位置天文学者の木村栄氏の名前が付いたKimuraクレーターがありますが、月の裏側にあるため地球上からは見ることができません。

南の海はLunar100の56番です。