秤動の良い時にシッカード(シッカルト)を見ると、その大きさに驚かされます。
周囲が平坦な地形なので 特に目立つこともあるのでしょう。
下は3月6日の撮影です。(μ-180C)
シッカードの直径は227kmです。
大きなクレーターというと必ず出てくるクラビウスですが、直径が225kmなのでシッカードのほうが僅かに大きいのですね。
また月の表側で最も大きなクレーターとして話題になるのがバイイです。
この日はシッカード、バイイ、クラビウス、そして222kmのグリマルディも見えていましたので並べてみました。
こうやってみると、やはりバイイの大きさは別格ですね。
またこの4つの大クレーターがいずれも月の縁のほうに位置する、というのも興味深いです。
月の表側の中央寄りにある200km級のクレーターはデランドルくらいでしょうか。
シッカードといえば内部の暗い部分が目立ちます。
これは満月になると、より一層わかりやすくなります。
下は翌日の3月7日(満月)のシッカードです。