3月15日は秤動の関係で月の北西部がよく見えていました。

なかでも虹の入江が丸く見えていたのが印象的です。(μ-180C)

虹の入江は月の縁のほうにあるので、秤動の状況によってかなり見かけの形が変化します。

下の画像は3月4日の上弦側(満月前)の虹の入江です。

今回とは違って秤動が悪く、ひしゃげたような形の虹の入江です。

またNASAの月探査機による真上からの虹の入江は ほぼ真ん丸に見えています。

これを見ると月面ウォッチングによる「溶岩に埋もれた直径260kmのクレーターの残された部分」という記述にも納得がいきます。

(C)NASA LROC Images