2/25の夜は秤動の関係で、月の東側にあるスミス海や縁の海がよく見えました。

なかでもスミス海の向こう(南東側)にある日本人の名前が付いた大きなクレーターの「ヒラヤマ」を捉えることができました。


ヒラヤマは直径が132kmもある大クレーターでコペルニクスの約1.5倍あり、ラングレヌスとちょうど同じ大きさです。

しかし僅かに月の裏側にあるので、普段は見ることができません。
ちょうど東の海のような感じです。

ヒラヤマは満月直後に捉えることができれば見やすいのですが、なかなかそういう機会はありません。

今回も上弦側なので見え難く、撮影した画像を後から見てようやくわかりました。(μ-180C)

ヒラヤマは天体力学、古暦の研究で有名な平山清次氏と、東京天文台(現・国立天文台)第2代台長の平山信氏の二人の名前が付けられています。

名所めぐりの「ヒラヤマ」のページ

また縁の海もよく見えていました。
縁の海と言えばLunar100の一番最後、100番目の「縁の海のスウォール(渦巻き模様)」があります。

これについてはまた後日取り上げようと思います。