2023/2/4 μ180
下の画像のAがLunar100の97番のインギラミ谷です。幅が広くて浅く、よく見る月面の谷とは少し違う姿をしています。


実はオリエンタレ・ベイスンからの溶岩で満たされた、劣化したクレーターチェーンだそうです(21st Atlas)。

インギラミ谷は月探査機の真上からの画像を見ると、溶岩が冷えて固まった波のようなシワシワが見られます。下にNASAの月探査機LROによるインギラミ谷の画像を載せておきます。
μ250だと気流が良い日には このシワシワも写ります。この画像も冬場にしてはよく写ってくれました。

他にも火口底が2色に分かれている大きなシッカード(B)、木の切り株のようなワルゲンチン(C)も見ることができます。

(C) NASA LROC Images

NASAの月探査機によるインギラミ谷。左上から右下にかけて、象の鼻のような不気味な姿を見せています。