星食

月は地球のまわりを回っていますので星空の中を少しづつ移動していくように見えます。月は他の星よりも地球に近いので、この通り道に星があれば覆い隠します。この現象は星食(掩蔽-えんぺい)と呼ばれ、同じように月が太陽を隠す場合には日食が起こります。

明るい星や惑星の星食はすばらしい現象です。もちろん隠された後では月が見えるだけですから、隠される直前や出現した直後の光景を楽しみます。

月の縁の部分が星を隠すか隠さないか、ぎりぎりのところを通る現象を限界線星食といいます。月は山あり谷ありの凸凹が激しい地形ですから、うまくいけば星が見えたり隠れたりしながらチカチカ瞬くように見えます。この様子を観測することにより、月の縁の地形を詳しく知ることができます。

木星食 2001年8月16日
土星食 2002年3月20日(大阪は接近)
金星食 1989年12月2日
水星食 2013年12月2日
すばる食 2006年12月31日
アンタレス食 2005年3月31日

スピカ食 2012年8月12日