2025/9/17 月齢24.5 μ-180C + ASI294MM
この日は明け方の細くなってきた月と木星が並んでいました。
いつものようにセッティングを済ますと、月の北端から南端までをパトロールです。そうするとクラプロートとカサトスがRay現象を起こしているように見えました。
ロビンソン氏のサイトによるとクラプロート・レイの時刻は 21:12:43 UTなので、この画像の2時間30分後くらいです。まだ光束は太いのですが、クラプロートは欠けぎわでは暗いこともあり、これくらいが撮影しやすいように思います。
上下に並んでいる二つのクレーターのうち、上側(北側)がクラプロートで、下側がカサトスです。
今までクラプロートとカサトスは同じ頃にRay現象になると思っていたのですが、ロビンソン氏のサイトによるとクラプロートは下弦側、カサトスは上弦側で起こるように書かれています。
ただ同サイトのシミュレーション動画を見ても、カサトスはあまりきれいなRayにはならないようです。
下はLROCによるクラプロートで、円内の窪みのような部分から光が漏れているのかな?と思います。
クラプロートは以前から気になっていたクレーターのひとつです。
月面ウォッチングには「溶岩のあふれた壁平原」と解説されていますが、険しい南部山岳地帯の中で、なみなみとした溶岩に覆われた平坦な内部が目を引きます。
今でこそ撮影機材や画像処理が進化して、クラプロート表面の小クレーターも簡単に写せるようになりました。しかしフィルム写真の時代はなかなかうまく撮影することはできず、鏡のように滑らかな、まるでスケートリンクのような不思議なクレーターと感じていました。
クラプロートは直径が119kmもあるそうです。
またカサトスも111km、クラビウスの近くにあるブランカヌスやシャイナーも100kmオーバーの大クレーターと知って驚きました。
月の縁近くにあるので見かけ上縮んで見えることや、直径225kmのクラビウスの近くなので小さく感じていたのかもしれません。
またLROCの真上からの画像では、クラプロートが四角い形をしていることがわかり、これにも驚きました。もともとは、どのような地形だったのでしょうね。
LPODでは平坦に見えるクラプロートにも表面にリッジが見える、ということも書かれていました。







