2024/5/16 μ-180C + IR800 + ASI462MM

5/16はマギヌスの魔女の日でした。
マギヌスの進行待ちの間にあちこち眺めていたのですが、プラトーの西側の周壁で星のように明るく輝いている場所があるのが気になりました。プラトーは西側が三角形にずり落ちたようになっていますが、その北側のようです。

今までもこんなところが光っていたのかな?と疑問に思い過去画像を見てみました。するとプラトーのRay現象を見た2023/11/21にも同じような画像がありました。この時にはプラトーのクレーター底にばかり目が行って、光点には気付かなかったようです。今回よりは1時間くらい位相が進んでいたので周壁も明るくなり、目立ちにくかったのかもしれません。

2023/11/21 μ-250

LROCの画像です。
プラトーの西側から東に向かって見ています。手前が三角形のずり落ちたような場所で、その左側に高くなったところがありますが、このあたりが輝いていた場所のようです。

(C)NASA LROC Images
(C)NASA LROC Images

また今回、プラトーの周壁以外にも2カ所ほど輝いている場所がありました。
北側ではアナクサゴラスの周壁です。アナクサゴラスは満月近くになると素晴らしい光条を放つクレーターです。また南側ではピコ山が明るく見えていました。またピコ山βはあまり目立っていませんでした。

2024/5/16 21h46m

2024/5/16 21h42m

今後は7/14の19時頃、9/11の20時頃にも同じような太陽高度になるので、また注目してみたいと思います。(7/14は日没前になります)