2024/4/16 μ-180C IR800フィルター

月面X

この日は昼の13時頃に月面Xでした。さすがに真っ昼間では撮り難いので、夕方の17時頃になってIR800フィルターを付けて写してみました。
月面Xの現象はピークの時刻の前後約2時間くらいと言われるので、終わってからさらに2時間くらい経過しています。この頃の月面Xは、Xの北側(上側)のラ・カーユが丸く見えて、帽子をかぶったような姿です。


ETの顔

円内の部分は暗い光点が集まって、まるでETの顔のように見えていました。場所はクラビウスのすぐ東側です。

同時刻のLTVTによるシミュレーションです。

LTVTによるシミュレーション

月面南部

南部付近にも面白い地形が見えていました。
楕円で囲んだ部分ですが、菱形のクレーターの周壁が途切れて見えているのかな?と思いました。調べてみると上の部分はモレトスの周壁の一部、左側はショートの周壁の一部、下の部分はクレーターではない場所の3つが合わさっていました。
円内はETの顔です。

過去画像を探してみると、2024/2/17に同じ地域を撮影していました。今回より位相は少し進んでいるようで、ETの顔や菱形の途切れたクレーターの様子がよく判ります。

2024/2/17

ネッシー

22時30分頃にはネッシーも見ることができました。ネッシーの詳細はこちら
前回同様に少しぼかしフィルターをかけています。

この日はよく晴れて夕方に月面Xを見ましたが、夜になると激しい雷雨になりました。その後遅くなって晴れ間が見えてきたので撮影を再開しましたが、気流は非常に悪かったです。