2023/11/5 μ-250 テレビュー2倍バロー

Inaは幸福の湖にある直径2.9km×1.9kmの火山性のユニークな地形で、アポロ15号が撮影した画像をもとに発見されました。全体の形はアルファベットの「D」に似ており、表面はでこぼこしています。
もともとInaはアポロ宇宙船レベルの地形だ思っていたので、Lunar100の99番目に選定されていて驚きました。小さくて場所が分かりにくく、目立たないのでかなりの難物です。最初は見つけるのに苦労しました。ちなみにプラトーの4つの小クレーターの直径がそれぞれ2km程度ですから、それに近い大きさです。
それだけに「D」の形を捉えることができると嬉しくなります。

2023/11/5 μ-250 + 2倍バロー

上の画像の部分拡大

下の画像の長方形で囲んだあたりが幸福の湖です。中央に弧を描くように伸びる大きな山脈がアペニン山脈です。

2023/11/5 μ-250


「幸福の湖」は良い地名ですね。一昨日掲載した「腐敗の沼」なんていうのはパソコンで入力していても、ちょっと重い気分になります。他にも「病の沼」「憎しみの湖」など、別の名前はなかったのかなぁ、と思ってしまいます。

下はLROによるInaの画像です。画像の右下にスケールバーが入っているので大体の大きさが分かります。

(C)NASA LRO Images

(C)NASA LRO Images