8月10日未明、月の欠けぎわにいくつもの面白い光景を見ることができました。
気流はかなり悪かったのですが、拡大率を上げずにIR800フィルターを併用して撮影しました。(μ-250)
プラトー内部の影
長く伸びたプラトーの周壁の影が印象的です。
アルキメデス台地とスピッツベルゲン山脈
円内がスピッツべルゲン山脈で、高い所がいくつも光っています。
配列が昴(プレアデス星団)のようで面白かったです。
四角の中ではアルキメデス付近の西縁が見えています。
凹凸が激しく、リュンカーのような姿です。
アペニン山脈
エラトステネスから伸びるアペニン山脈の光が、月の影の中に複雑に見えています。
夕暮れの直線壁
バートから伸びる影で直線壁が途中で途切れています。
またこの付近は数多くのリンクルリッジ(しわ)が見られます。
ティコ
影になったティコが、暗い穴のように見えています。
クラビウス
クラビウスの両目のように見えるポーターとラザフォード、そのあいだの周壁がとても明るく目立っていました。