メシエ Messier

メシエは豊かの海にあり、右側がメシエ、左側がメシエA(以前はピッカリングと呼ばれていた)です。メシエは星雲や星団のカタログを作成したフランスの天文学者シャルル・メシエの名前が付けられています。メシエが直径9km×11km、メシエAが13km×11kmあります。よく見るとどちらも少し変わった形をしています。(下のLROの画像参照)

2015.8.3
2015.8.2

メシエは目立たない小クレーターですが、西側に延びる2本の直線状の光条が目を引きます。ちょうど彗星の尾のように見えるので、コメットテルと呼ばれます。
メシエはこの西に伸びる光条が有名ですが、この付近には南北方向にも淡い光条が見られます。またメシエが楕円形であることや、メシエAが二重クレーターであることもわかります。


2013.4.22

矢印がメシエAです。コメットテルが伸びているあたりにかなり起伏があることが分かります。画像の下部にはグーテンベルグ谷が見えています。

豊かの海のリンクルリッジが見事です

NASAの月探査機 LROによるメシエとメシエA (C)NASA LRO Images

「かぐや」HDTVによるゴクレニウス谷 (最後のほうでメシエが写ります)