東の海 Mare Orientale
オリエンタレ・ベイスンは月の西端にある衝突によってできた巨大な地形です。3重のリング状構造を持ち、外側から順にコルディレラ山脈、アウタールック山脈、インナールック山脈と呼ばれ、外側のリングの直径は930kmもあります。
オリエンタレ・ベイスンの中央には直径約300kmの東の海がありますが、僅かに月の裏側にあるため普段は全く見ることができません。この付近が秤動で大きく傾いたときにのみ、地球上からかろうじて見ることができます。
オリエンタレ・ベイスンの全景は、このページの最下段に掲載しているNASAの探査機による画像をご覧ください。
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/160304_mosaic_m0-Rn-760x1024.jpg)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/DSCF0094-2m.jpg)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/150213_053212-R.jpg)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/150118_062537-R.jpg)
月齢27の月とオリエンタレベイスン 2015.1.18
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/150730_000030-2n-767x1024.jpg)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/150213_051337n.jpg)
NASAのOrion宇宙船からのオリエンタレ・ベイスン(中央やや上)。東の海や同心円状の構造が見えています。また月全体の中で、オリエンタレ・ベイスンがいかに大きいかがよくわかります。NASAのflickrより。(Image Credit: NASA, Artemis 1)
同 上 NASAのflickrより。(Image Credit: NASA, Artemis 1)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/10/463860main_orientf_1_670.jpg)
NASAのLRO(Lunar Reconnaissance Orbiter)によるオリエンタレ・ベイスンの画像。 三重のリング構造と、その中央に東の海が見えています。(下の「かぐや」による映像では、四重のリングと解説されています。)
「かぐや」HDTVによるオリエンタレ・ベイスン (C)宇宙航空研究開発機構(JAXA)
![](https://moonworld.jp/wp-content/uploads/2022/11/Mare_Orientale_Lunar_Orbiter_4-1024x1024.png)