2025/9/10 μ-180C + 笠井1.5倍バロー + ASI462MM

前回の投稿の続きですが、4大クレーター列がちょうど暮れていくタイミングでした。
以前は東側火口列と呼ばれていて、私も含め古くからの月面好きの方にはこの名称のほうが馴染みがあるのではと思います。

ラングレヌスを見ていると、最初のうちは南北に中央丘が輝いているのが見えていました。南北ともに少し細長く、北側は2か所が光っているようです。

00h50m

ラングレヌスの中央丘は南北にαとβというピークがあって、欠けぎわに近い頃には先が分かれた影を落とします。まるで動物の耳のような形で、時間の経過とともにどんどん伸びてゆきます。とても面白い現象で「ラングレヌスのネコ耳」という記事で紹介しています。

このαとβの2つのピークが輝いていたのですが、しばらくすると2つ並んだ星のような小さな光点になりました。

02h22m

そうなると不思議なもので、暗闇の中で遠くで光る動物の目のような気がします。撮影時は横構図だったこともあるのでしょう。
また先日、クラビウス・アイを見たばかりだったからかもしれませんね。

2つの星といえば「アンペール山の二つ星」も思いだします。

さらに見ていると北側の光点が暗くて小さくなり、ほとんど見えなくなりました。
LROC QuickMapで見てみると、中央丘のうち北側のほうが500mくらい低いようなので、それで先に見え難くなったのでしょう。
消えた、と思っていても気流が落ち着くとわずかに見えていたりして、なかなか面白かったように思います。

02h36m

そしてその後、2つとも見えなくなってしまいました。

02h51m

過去画像を探してみると、2017/10/8が同じように見えていました。

2017/10/8 μ-250

十分太陽光が当たっているラングレヌス

2015/8/2 μ-250

LROCによるラングレヌスの中央丘(北が上)

(C) NASA LROC Images

次回このように見えるのは、2025/11/8の03h45m頃です。
下はLTVTによるシミュレーション画像。

2025/11/8 003h45m LTVT