2025/12/29 μ-180C + フラットナーレデューサ + ASI462MM + IR800
この日はあいにくの曇天で、ほとんど諦めかけていました。しかし僅かな時間 雲の切れ間があり、何とか撮影することができました。
秤動が良く、きれいな「ス」が見えていました。
「月面ス」について、いくつか疑問に思っていたことがあったので少し調べてみました。
1.秤動の影響
月面スは何度か見たことがありますが、何となく「ヌ」っぽく感じることがあります。「ス」の中央の部分が突き抜けるから、というのもあるのですが、秤動のせいか全体が歪んでいるのかもしれません。
「ス」は月面の南西側にありますが、今回はこの地域の秤動が良かったからでしょうか。とても どっしりと落ち着いた感じに見えました。また2023/1/31の「ス」は南東側の秤動が良かった(南西側は良くなかった)からか、少し歪んで見えるような気がします。
2枚の画像を並べてみました。左が今回、右が2023/1/31です。
2.大きさ
月面Xと並べてみました。(撮影日が異なるため 月の見かけの大きさも違うので、大体の目安としてご覧ください。)
3.位置
ロンゴモンタヌスとシラーの中間あたりですが、近くに目立つクレーターはありません。
シラーの北東に接する直径47kmのバイアー(バイエル)がありますが、このバイエルの名前が付いた小クレーターが点在する地域です。

下はLROC QuickMapによる地名入りの画像で、Bayer B、T、C、M、Aに囲まれたあたりが月面スです。

4.光っている部分
太陽高度が高い月面ス付近を見ると、どの部分が光って「ス」に見えているのか、よくわかりません。(下の画像の円内)
LTVTのシミュレーション画像と比較してみると、大体下の青線で囲ったあたりが光っているようです。
LROC QuickMapの標高データ地図でも、同じような場所が高くなっているようです。水色→白→緑の順に高度が上がります。
LROC QuickMapの3D表示だと下のようになります。









