2024/4/12 μ-180C Vallis Snellius

月は夕方の西空にまわりました。春の夕方の細い月は高度があり、とても見やすくて助かります。

ラングレヌス、フェンデリヌス、ペタビウス、フルネリウスの東側クレーター列が綺麗に並んで見えていました。この4つのクレーターの名前を続けると語尾がすべて「ス」なので、何となく心地よく感じます。「韻を踏む」というのでしょうか。
ラングレヌスとフェンデリヌスがベルギーの学者の名前、ペタビウスとフルネリウスがフランスの学者の名前だそうです。

ペタビウスとフルネリウスのあいだに長く伸びるスネリウス谷がよく目立っていました。(矢印)
幅が広くて浅く、クレーターが繋がったような姿をしています。また途中でズレたようにも見えます。月面ウォッチングには「月面でもっとも長い谷のひとつで、全長500kmある。」と書かれています。(IAUのサイトでは640kmになっています。)


南東側の秤動が良く、南の海がよく見えていました。
まだ月が細く、周りと海の暗さにあまり差がありません。どのあたりまでが南の海なのか、判り難いですね。