2024/2/13 μ-180C
よく晴れたので、ひさしぶりにミューロンを出しました。
月齢3.4の細い月で、危難の海(危機の海)やペタビウス、ラングレヌスなどの東側クレーター列が見頃です。月が低くならないよう、赤フィルターを付けて日没の頃に撮影しました。
上弦側の危難の海を見ると、北部にある光点がいつも気になります。とても小さいのですが、欠けぎわでも明るくてよく目立ちます。満月頃まで見えるでしょうか。
下弦側(満月後)になると見えなくなってしまいます。
ここには直径2~3kmほどの小さなクレーターがあり、周囲の光条とともに明るく輝いています。このクレーターを撮影したいのですが、上弦側では明るすぎて露出オーバーになってしまいます。下弦側だと気流が良ければ写ると思うのですが、なかなかうまく写ってくれません。秤動の影響もあるのでしょうね。
下の画像の丸印あたりです。
LROCの画像では、くっきりとした綺麗なクレーターが見えます。新しいクレーターなのでしょう。周囲とともに明るく輝いている様子はSHIOLI(栞)に似ていますね。
moon wikiによると、この光点は「アラニの白斑」または「アラニの輝点」とも名付けられたそうです。以前、ヘヴェリウスは危難の海の北側の山脈をアラニ山脈、南側をコラックス山脈と呼んでいました。
この小クレーターは LAC Map44に描かれていますが、名前は記載されていません。
東側クレーター列もよく見えていました。