民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月面着陸予定まであと9日となりました。

月面マニアにとってはどの地点に着陸するのかが大変気になるところです。

ツイッター上でも着陸に向けてのカウントダウンが行われていますが、着陸地点には特に触れられてないようです。

当初は「死の湖」でしたが、2022年11月17日のispaceの発表では「Mare Frigoris(氷の海)の南東外淵にあるAtlas Craterに変更致しました。」とあります。

また「バックアップの着陸地点としては、Lacus Somniorum (夢の湖)、更にSinus Iridum(虹の入江)、Oceanus Procellarum(嵐の大洋)等を想定しています。」とのことです。

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また2023年4月12日の発表では、「月面着陸予定日時は2023年4月26日1時40分(日本時間)」

「現時点で着陸地点のバックアップは3か所想定しており、地点によって着陸日が変わるため、運用の状況に応じて着陸予定日は4月26日夜、5月1日、5月3日に変更される可能性があります。」とのことです。

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下の画像は2023/2/25撮影のアトラス付近です。

またアトラスのすぐ南には夢の湖が写っています。

2023/2/25 μ-180C

以前「アルフォンススの暗班」の時に、アトラスの内部の2か所の暗班にも触れました。

暗班は欠けぎわから離れ、満月の頃に特に目立つようになります。

下の画像は2023/3/6(満月の前日)に撮影したものです。

燃料節約のためにずいぶん遠回りをした行程でしたが、ぜひ成功させていただきたいと願います。