2025/4/7 μ-180C + ASI462MM + IR685

この日は昼間にヘシオドスレイが起こっていたようですが、全く気にかけていませんでした。夜間に見てみると、一対の蟹のハサミのような面白い形をしたヘシオドスの影が見えていて楽しめました。ヘシオドスレイの名残りの影ですね。(白い円内)
赤い円内は人の顔のように見えるヴュルツェルバウアーです。

19h10m
上の画像の部分拡大

ロビンソン氏のサイトによると、この日は13h05m39sがヘシオドスレイの時刻でした。
この画像はそれから約6時間後の撮影です。

下の画像は以前に撮影したヘシオドスの影で、ヘシオドスレイの約4時間後です。
今回と同じような形の影で、蟹のハサミが少し長くなっています。

2015/5/27 μ-250

LTVTで今回の影の変化をシミュレーションしてみました。なかなか面白いですね。
()内はヘシオドスレイからの経過時間です。

13h05m

14h05m(1時間後)

15h05m(2時間後)

16h05m(3時間後)

17h05m(4時間後)

18h05m(5時間後)

19h05m(6時間後)

20h05m(7時間後)

GIFアニメ

下はLROCによるヘシオドス(左側)とピタトス(右側)の画像です。
このような面白い影が出来る理由ですが、ヘシオドスの東側の周壁に南北に2カ所低くなっているところ(矢印)があり、ここから漏れた光が2つの蟹のハサミの切れ込みの部分に見えているのかな? という気がします。

(C) NASA LROC Images

ロビンソン氏のサイトによると次回は2025/6/5 13h44mにヘシオドスレイが起こるので、今回と同じような状況になるのは同日の19h44m頃です。