2024/12/25 03h10m~04h14m TSA102
今月は土星食や海王星食、すばる食など、興味深い星食(掩蔽)が立て続けに起こりました。
派手な星食というと超低空だったり昼間だったりして 罰ゲームか?というくらい辛いケースも多いのですが、今月の現象はいずれも夜間ですし 見やすかったように思います。
このスピカ食も好天に恵まれて楽しむことができました。
ただ潜入時は高度が低く(大阪で約17°)、視界が悪いうちの庭では 隣家の屋根から月が昇ったのは食の始まる7分ほど前でした。それからあわてて月を導入して撮影を始めたのですが、月が見え始めるのはスピカが隠れた後になるのではないか、とドキドキしていました。
潜入
月の明るい側からの潜入でしたが、予想していたよりは見やすかったように思います。気流は悪かったのですが、透明度が良かったことも幸いしました。
下弦頃の月は海の部分が多く、上弦に比べると暗めなのですが、今回潜入した場所が嵐の大洋付近だったことも見やすかった理由のひとつかと思います。
かなり接近してからも 4cmの双眼鏡でよく見えていました。
出現
スピカは明るくて、望遠鏡で見るとキラキラと輝き、少し眩しさを感じるほどでした。