2024/6/21-22 μ-180C + IR800Pro + ASI462MM Röntgen
この日は満月直前にアインシュタインが見えましたが、同じく秤動域にあるレントゲンも周壁が細く光る姿を見ることができました。
レントゲンは直径126kmの大きなクレーター(コペルニクスが93km)で大部分が月の裏側にあるため、秤動が非常に良い時にのみ見ることができます。
レントゲンとアインシュタインです。
糸のように細く光るレントゲンの周壁が途中で折れ曲がり、光点が見えます。
前回、秤動が非常に良くてレントゲン全体が見えた2024/5/23の画像を見ると、その光点のあたりに明るい小クレーターが見えます。
下はLROCの画像で中央がレントゲン、左上がネルンストです。レントゲンの周壁上(左側)に直径13kmほどのクレーターがありますが、これが光点として光っていたようです。このクレーターには名前は付いていません。
今回は北西方向の秤動が良かったのですが、オリエンタレベイスンのあたりも見えていました。さすがに東の海までは無理ですが、コルディレラ山脈やルック山脈もよく分かりました。