2023/10/26 μ-250 Rumker
リュンカーは月面の北西部にある多数のドームの集合体で、火山活動により出来たと考えられています。直径は約70kmあり、特異な形状をしています。リュンカーはLunar100の62番です。
この日は秤動が良く、リュンカーがちょうど夜明けを迎えるので楽しみにしていました。
最近は急速に気流が悪化しているのでμ-250からμ-180に載せ換えたのですが、前日に気流が良かったこともあって昼間のうちにまたμ-250を載せました。
リュンカーは小さくて欠けぎわだと非常に暗いので、気流さえ許せばなるべく口径が大きいほうが有利だと思います。
時間とともにリュンカーが明ける様子の画像です。
1.5倍のバローも付けて見ました。さすがに露出も長く、かなり苦しくなります。こういう時にはついつい拡大したくなりますが、大きく写るだけであまり新たな細かい地形は見えてこないような気がします。
翌晩のリュンカーです。すっかり明けて、あまり凸凹も見えなくなりました。
過去画像のリュンカーです。これくらい明暗境界から離れると撮りやすくなりますし、凹凸の見え方もいい感じです。
下の映像は「かぐや」によるリュンカーです。ちょうど明暗境界ですが、北から南に移動しているので今回の見え方とは逆になります。表示されない場合は Link
「かぐや」HDTVによるリュンカー山