インドの月着陸機チャンドラヤーン3が月面着陸に成功しました。
着陸地点が「69.367621 S, 32.348126 E」と発表されましたので、どのあたりになるのか過去画像で調べてみました。「+」の地点付近です。
マンチヌスと ボグスラフスキーのあいだですね。
つい先日、月面に衝突したとみられるロシアのルナ25号も着陸予定地点がボグスラフスキーで、予備の着陸地点がマンチヌスだったそうです。
最近は月探査が盛んになってきているのですが、その多くが「南極付近」を着陸地点として報じられています。今回も南極点に降り立った、という報道さえも見かけました。
南緯69°が南極付近なのか、ちょっと気になります。普段月を見ていると、秤動にもよりますが、マンチヌス辺りはそれほど南極に近い感じはしません。
地球ではどうなのか調べてみると、環境省のサイトに「南緯66.5度より南側(南極点に近い側)を南極圏(なんきょくけん)といいます。南極圏では夏には白夜(びゃくや)、冬には極夜(きょくや)になります。」と書かれていました。
なるほど、マンチヌスは地球だと南極圏に入るのですね、納得です。
日本も参加するアルテミス計画ですが、昨年夏にNASAから着陸候補地が発表されました。
まさに月の南極!という場所ばかりで嬉しくなりました。
秤動が良い日に月面南部を写し、月面図と見比べながら南極点を辿るときに目にするクレーター名ばかりです。
天候不良のため、日本の月着陸機SLIMの打ち上げが8/27日に延期になったそうです。
インドの管制室の盛り上がりを見て、とても嬉しくなりました。日本もぜひ成功するように祈りたいと思います。