晴れの海のリンクルリッジ、というとスミルノフ尾根(サーペンティンリッジ)を連想します。それくらいスミルノフ尾根は有名ですが、他にも多くのリンクルリッジを見ることができます。

2023/3/28 μ-180C 少し強めの画像処理をしています。

晴れの海の輪郭に沿って、同心円のようにリンクルリッジがつながっているように見えます。また中心付近には南北にリッジが走っています。

それぞれ下の画像のように名前が付いています。左上にはバレンタインのドームも見えています。2023/2/27 μ-180C


南部のリッジには細かく名前が付けられていますが、北部は無名なものが多いようでちょっと不思議です。

スミルノフ尾根は高さが10m~100mくらいしかないので明暗境界線付近でないと認められない、と言われます。しかし画像処理のおかげでしょうか?、1枚の画像からでも晴れの海全体のリッジを窺うことができます。

スミルノフ尾根 (サーペンティンリッジ、Dorea Smirnov)はLunar100の33番です。

また雨の海にもこういう構造があるようなので、機会を見つけて探ってみたいと思います。ただ雨の海はかなり広いので、1枚ものでは全体のリッジは炙り出せないかもしれませんね。