3月6日未明に月面Aが見えました。
今回は秤動が良く、幅広い「A」が期待できる好条件です。
予想通り見事な「A」を見ることができました。
月面Aはリチオリの北にあるリチオリCクレーターの一部と、リチオリCの南にある三角形の台地の外壁が太陽光に照らされて輝いている姿です
リチオリと言えば月のかなり縁のほうで、秤動の影響を大きく受けます。
そのため毎回「A」の形が違って見えますが、幅が広い時には「A」の横棒が途中で途切れているのが分かって面白いです。
上の画像でもその様子が分かると思います。
月面Aの時には毎回思うのですが、過去に1度も気流が安定していたことがありません。
今回も もう3月なので期待していましたが、やはり気流はよくありませんでした。
時刻が遅く、南中を通り越した月が低くなりかけていたことも影響しているのかもしれません。
月面AはXと違って満月の頃に起こります。
満月は冬に高度が高くなりますが、もともと気流が悪い冬には高度がいくら高くても なかなかきれいには見えません。
また秤動の影響が大きいので、見え方に関しても条件の良い日は少なくなります。
このような要因が重なって、なかなか月面Aはきれいに見えないのかもしれませんね。
また月面AはXに比べて小さいので、撮影する場合にはバローやエクステンダーを使うことが多いのも辛いところです。
最近はμ-180Cを常用していますが この機材で月面Aを見るのは初めてで、290MMを直につなぐと「え-! こんなに小さいの?」と驚きました。
また月面Xが山岳地域で明るいのに対し、Aは海の近くでかなり暗いので 露光時間が長くなってしまいます。
まあ難しいから面白い、ということもあると思います。
これからも楽しみながらAを眺めていきます。