アリスタルコス Aristarchus
アリスタルコスは直径40kmしかありませんが月面で最も明るいクレーターと言われ、眩しいくらいに明るく輝きます。この付近はひし形をした台地になっており、ほとんど灰色にしか見えない月面のなかで赤っぽい色合いに見える珍しい地域です。
アリスタルコスはLunar100の11番、シュレーター谷は17番、アリスタルコス台地は22番です。

1がアリスタルコス、2がW字形をしたシュレーター谷です。この谷は複雑に蛇行しており、最終端付近で幅が広がっているためコブラヘッド(コブラの頭)と呼ばれます。
3の溶岩に半分埋もれたクレーターがプリンツで、この付近には細い蛇行谷が多く見られます。この蛇行谷(プリンツ谷)はLunar100の86番です。

2016.8.26

moon wikiやLPODにアリスタルコス西側の内壁斜面にアルファベットの「Z」が見える、ということが書かれています。またこれは照明の角度に関連した騙し絵効果の可能性がある、というものです。このZは本物のように見えるが、そうでないのかもしれないと思い始めている、と書かれています。(C.Wood)
実際に私が撮影した画像でも同様のものが確認できるので、面白いこともあるものだなぁ、と思っていました。
LPOD 2009年9月22日付
下は以前に撮影したアリスタルコスのアップです。矢印のあたりが「Z」の形に見えています。Zがわかりやすいように南を上にしています。
NASAの月探査機LROによる画像を見ると、この付近で崖崩れが起こったのでしょうか、実際に斜面がZ字形に崩れているような様子が見られます。この地形に一定の角度で太陽光線が当たった時に、くっきりとZ字形が見えるのでしょう。
上記のLPODの記事が最初に書かれたのが2009年でLROが打ち上げられたのもその頃ですから、このような詳細な画像はまだ得られていなかったのでしょう。

オリオン宇宙船からのアリスタルコス (C)NASA ArtemisⅠ Orion Images
「かぐや」HDTVによるアリスタルコス
「かぐや」HDTVによるアリスタルコス付近







